平成31年 3月
定例会坂出市告示第30号
坂出市議会3月定例会を平成31年3月5日(火)午前10時、議事堂に招集する。 平成31年2月26日
坂出市長 綾 宏 ──────────────────────────── 平成31年3月5日(火曜日)午前10時開会〇
出席議員 20名 1番 植 原 泰 2番 脇 芳 美 3番 東 原 章 4番 鳥 飼 年 幸 5番 若 谷 修 治 6番 村 井 孝 彦 7番 斉 藤 義 明 8番 出 田 泰 三 9番 茨 智 仁 10番 大 藤 匡 文 11番 前 川 昌 也 12番 植 條 敬 介 13番 野 角 満 昭 14番 若 杉 輝 久 15番 松 成 国 宏 16番 楠 井 常 夫 17番 吉 田 耕 一 18番 大 前 寛 乗 19番 山 条 忠 文 20番 東 山 光 徳 ────────────────────────────〇
欠席議員 なし ────────────────────────────〇
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者 市長 綾 宏 副市長 加 藤 悟 史(総 務 部) 総務部長 好 井 和 彰
秘書広報課長 香 川 浩 基 政策課長 中 川 高 弘 総務課長 香 西 秀 紀(
市民生活部)
市民生活部長 中 西 明 彦(
健康福祉部)
健康福祉部長 丸 橋 通 良(
建設経済部)
建設経済部長 宮 本 智 裕
建設経済部参事 藤 岡 和 也(
市立病院)
事務局長 前 谷 博 司(出 納 局)
出納局長 谷 久 真 哉(消 防) 消防長 洲 崎 真 治(
教育委員会) 教育長 國 重 英 二
教育部長 浦 田 俊 一
教育委員会参事 森 毅 彦 ────────────────────────────〇出席した
議会事務局職員 事務局長 杉之原 智 也 次長 大 熊 高 弘 議事係長 網 野 香 奈 書記 西 野 博 幸 書記 神 内 秀 孝 ──────────────────────────── 議 事 日 程 第1号第1
会議録署名議員指名について第2
会期決定について第3 諸般の報告
議発報告第11号
出納検査の結果
報告書受理について
議発報告第12号 平成30年度
定期監査の結果
報告書受理について
議発報告第13号
専決処分事項の
報告書受理について
議員派遣報告について第4 議 案 第 37 号
専決処分の承認について(平成30年度
坂出市立病院事業会計補正予算(第4号))第5 議 案 第 38 号 坂出市
行政財産目的外使用料条例制定について第6 議 案 第 39 号 坂出市
病院事業に
地方公営企業法の全部を適用することに伴う
関係条例の整備に関する
条例制定について第7 議 案 第 40 号 坂出市
病院事業管理者の給与等に関する
条例制定について第8 議 案 第 41 号 坂出市
病院事業職員の給与の種類および基準に関する
条例制定について第9 議 案 第 42 号 坂出市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する
条例制定について第10 議 案 第 43 号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する
条例制定について第11 議 案 第 44 号 坂出市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する
条例制定について第12 議 案 第 45 号 坂出市
指定地域密着型サービス等の事業の人員、設備および運営等の基準を定める条例の一部を改正する
条例制定について第13 議 案 第 46 号 坂出市
手数料条例の一部を改正する
条例制定について第14 議 案 第 47 号 坂出市
火災予防条例の一部を改正する
条例制定について第15 議 案 第 48 号 平成31年度坂出市
一般会計予算(案)第16 議 案 第 49 号 平成31年度坂出市
国民健康保険特別会計予算(案)第17 議 案 第 50 号 平成31年度坂出市
国民健康保険与島診療所特別会計予算(案)第18 議 案 第 51 号 平成31年度
坂出港港湾整備事業特別会計予算(案)第19 議 案 第 52 号 平成31年度坂出市
王越診療所特別会計予算(案)第20 議 案 第 53 号 平成31年度坂出市
下水道事業特別会計予算(案)第21 議 案 第 54 号 平成31年度坂出駅
北口地下駐車場事業特別会計予算(案)第22 議 案 第 55 号 平成31年度坂出市
介護保険特別会計予算(案)第23 議 案 第 56 号 平成31年度坂出市
介護保険介護予防支援事業特別会計予算(案)第24 議 案 第 57 号 平成31年度坂出市
後期高齢者医療特別会計予算(案)第25 議 案 第 58 号 平成31年度坂出市
病院事業会計予算(案)第26 議 案 第 59 号 平成31年度坂出市
一般会計補正予算(案)(第1号)第27 議 案 第 60 号 平成30年度坂出市
一般会計補正予算(案)(第6号)第28 議 案 第 61 号 平成30年度坂出市
国民健康保険特別会計補正予算(案)(第3号)第29 議 案 第 62 号 平成30年度坂出市
王越診療所特別会計補正予算(案)(第1号)第30 議 案 第 63 号 平成30年度坂出市
下水道事業特別会計補正予算(案)(第4号)第31 議 案 第 64 号 平成30年度坂出市
介護保険特別会計補正予算(案)(第5号)第32 議 案 第 65 号 平成30年度坂出市
後期高齢者医療特別会計補正予算(案)(第4号)第33 議 案 第 66 号 平成30年度
坂出市立病院事業会計補正予算(案)(第5号) ──────────────────────────── 本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 日程第1から日程第33議案第66号まで ────────────────────────────
○議長(大前寛乗君) これより
坂出市議会平成31年3月定例会を開会し、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。御了承願います。 ────────────────────────────
△日程第1
会議録署名議員指名について
○議長(大前寛乗君) まず、日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。 9番茨智仁君及び14番若杉輝久君を指名いたします。よろしくお願いいたします。 ────────────────────────────
△日程第2
会期決定について
○議長(大前寛乗君) 次、日程第2を議題に供し、会期についてお諮りいたします。 会期は、本日から3月25日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大前寛乗君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から3月25日までの21日間と決定いたしました。 ────────────────────────────
△日程第3 諸般の報告
○議長(大前寛乗君) 次、日程第3、諸般の報告をいたします。 まず、
議発報告第11
号出納検査の結果報告書を受理いたしましたので、お手元に配付をもって報告にかえます。御了承願います。 次、
議発報告第12号平成30年度
定期監査の結果報告書を受理いたしましたので、お手元に配付をもって報告にかえます。御了承願います。 次、
議発報告第13
号専決処分事項の報告書を受理いたしましたので、お手元に配付をもって報告にかえます。御了承願います。 次、
会議規則第168条の規定により、実施いたしました
議員派遣について、報告書が提出されておりますので、お手元に配付をもって報告にかえます。御了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。 ────────────────────────────
△日程第4議案第37号から日程第33議案第66号まで
○議長(大前寛乗君) 次、日程第4から第33まで一括議題に供します。 これより
施政方針並びに提案理由の説明を求めます。 まず、
施政方針より願います。
◎市長(綾宏君) 議長─市長
○議長(大前寛乗君) 市長 綾 宏君 〔市長(綾宏君)登壇〕
◎市長(綾宏君)
坂出市議会平成31年3月定例会の開会に当たり、新
年度予算並びに諸議案の御審議をお願い申し上げるのに先立ち、新年度における施策の大綱と私の所信の一端を申し述べ、
議員各位並びに市民の皆様のなお一層の御理解と御協力をお願い申し上げる次第であります。 平成の時代も、残すところ約2カ月となりました。本年度は
瀬戸大橋開通30周年という節目の年でございましたが、振り返りますと、昭和63年4月10日、世紀の大事業である瀬戸大橋が開通し、私を含め多くの市民の皆様が、本市の未来に大きな夢と希望を抱きながら、新しい平成の時代を迎えました。その後、明石海峡大橋と
瀬戸内しまなみ海道の開通による瀬戸内三橋時代が到来し、四国と本州の間における人と物の流れは、確実に増大してまいりました。 他方、我が国では、
バブル経済の崩壊と、その後のいわゆる「失われた20年」、また、
リーマンショックに端を発した世界規模の
経済不況を経て、近年、景気は緩やかな
回復基調にあると言われておりますが、膨らみ続ける国の借金や不安定な
国際情勢等を背景に、今後の景気動向につきましては、依然として不安要素が払拭できない状況にあります。さらに、我が国全体が本格的な
人口減少・
少子高齢社会を迎える中、多くの
地方自治体は、
社会経済情勢の変化や時代の潮流に翻弄されながら、
人口減少や財政難などさまざまな課題に直面しており、本市もその例外ではありません。 人口の自然動態につきましては、多くの
地方自治体と同様、少子化の進行に伴う大幅な自然減が続いており、
財政状況につきましても、急速な高齢化を背景とする医療・
介護給付などの
社会保障費の増加等により、年々厳しさを増しております。一方、人口の
社会動態につきましては、転出超過になかなか歯どめがかからない状況ではございますが、平成の30年間を俯瞰いたしますと、社会減の人数は緩やかな
減少傾向にあり、これからがまさに正念場であると認識いたしているところでございます。
社会経済情勢が目まぐるしく変化し、依然として予断を許さない状況が続く中、これまでの延長線上にはない不確実な未来に対し、常に最適の解を見出すのは容易なことではございませんが、
人口減少の克服と
地域活力の向上、そして、本市の持続的な発展に向け、引き続き全力を傾注してまいる所存でございます。 本格的な
人口減少・
少子高齢社会の到来に伴い、将来的な
人口減少が避けられず、また、例年になく厳しい
財政状況の中にあって、財政規律を堅持しつつ、
地域活力の向上と持続可能な
まちづくりを両立させるには、総合的な
まちづくりの視点に立った、効率的で効果的な財源の
重点配分が必要不可欠となってまいります。 これらの課題を踏まえ、今月には、長期的な展望に立った
まちづくりの将来像を定めるとともに、その実現に向けた
都市計画に関する基本的な方針となる「坂出市
都市計画マスタープラン」と、
コンパクトシティー・プラス・
ネットワークの実現に向けた
まちづくりの指針となる「
坂出市立地適正化計画」を策定いたしますほか、新年度においては、坂出港の競争力の向上を図るとともに、利用しやすい
港づくりの推進に向けた「
坂出ニューポートプラン」を新たに策定してまいります。
交通結節点としての拠点性や
重要港湾坂出港を有する優位性など、本市が有するさまざまな潜在能力を生かしつつ、
地域活力の向上と持続可能な
まちづくりの両立に向けた、主にハード面における、これら3つの計画の具現化に向け、今後、計画的、効率的な
事業展開を図ってまいります。 ソフト面における
事業展開といたしましては、超
長寿社会の到来、人生100年時代を見据え、市民の皆様が健やかに幸せに暮らせる町の実現を目指し、昨年度に発足した
坂出ささえまろネットワークのさらなる深化や、
健康遊具の設置、
ラジオ体操普及・
健康増進事業など、さまざまな医療・介護・
健康関連事業の連携を図る「健幸の
まちづくり」に取り組んでいるところであります。 本年度は、
けんこう課に
健幸推進係を設置するとともに、私自身が本部長を務める健幸の
まちづくり推進本部に加え、
外部有識者等で構成する健幸の
まちづくり推進協議会を新たに設置するなど、「健幸の
まちづくり」の本格的な推進に向け、組織横断的な
推進体制を整えたところであり、まさに「健幸の
まちづくり元年」とも言える年でございました。 新年度は、
総合型地域スポーツクラブ「みんなで
スポーツさかいで」との共働による
健幸マップの作成、
ライオン株式会社との共働による「キレイキレイの
まち坂出」第Ⅱ期
プロジェクトにおけるオーラルヘルスケアの推進に加え、保健・医療・福祉の専門家に
健幸アドバイザー業務を委託し、助言や支援を受けながら、「健幸の
まちづくり」の
取り組みをさらに進展させ、いつまでも住み続けたい町の実現に取り組んでまいります。 また、平成の時代は、加速度的に少子化が進行し、子供を取り巻く環境が劇的に変化した時代でもありましたが、いつの時代においても、
子供たちは、守り育てられるべきかけがえのない存在であり、
子供たちの健やかな成長は地域全体の願いでもあります。時代の流れとともに
子育て世代のニーズも大きく変わりますが、私たちは未来を担う
子供たちの最善の利益のために、子ども・
子育て支援施策に取り組んでまいらなければなりません。 近年は、
市立幼稚園の園児数の減少が進む一方、保育所の
入所児童数は増加傾向にあり、本年10月に予定されている
幼児教育・保育の無償化が実施されますと、この傾向に一層の拍車がかかり、
待機児童の発生や
入所児童の偏在など、さまざまな課題の顕在化が危惧される状況となっております。 このような現状を踏まえ、坂出市就学前の子どもの教育・保育の
あり方検討委員会におきまして、現在、市立の就学前施設の規模や配置を初めとする教育・保育のあり方について議論を重ねているところであり、本年度末に予定しております
検討委員会からの答申を受け、新年度の早い時期に、施設の将来に向けた方向性を定めてまいります。あわせて、新年度より、多様化する
子育て世代のニーズに的確に対応していくため、幼稚園に関する主な事務を
教育委員会から
こども課へ移行するとともに、
こども課を
児童福祉係、
保育幼稚園係、
子育て支援係の3係体制に再編・整備することで、就学前児童に関する相談等の窓口を一元化し、保護者の皆様や
関係事業者の
利便性向上並びに施策の立案・展開及び
幼児教育の充実を図り、子育てしたい町の実現に取り組んでまいります。 一方、我が国の
経済情勢に目を転じますと、景気は緩やかな
回復基調にあると言われておりますが、
全国各地にまで波及しているとは言いがたく、雇用・所得環境の改善等に伴う企業の
人手不足感とも相まって、多くの市民、特に
中小企業・
小規模企業の皆様は、景気回復の実感を得られていないのではないかと思われます。 本市の
中小企業・
小規模企業は、
本市経済を牽引し、
地域社会の形成や維持に寄与している重要な存在であります。その持続的な成長発展と経営の安定に向け、本年度に制定いたしました坂出市
中小企業・
小規模企業振興基本条例の具現化を図るには、
坂出商工会議所との連携がより一層重要となることを踏まえ、これまで以上に連携を密にしながら研究・検討を行い、創業・
起業支援や
空き店舗等の
利活用促進、さらには、
人口減少が進むとともに働き方改革が叫ばれる中、企業のニーズに即した外国人材の活用など、各種施策の展開につなげてまいります。 また、昨年は、一年の世相を表す漢字に「災」が選ばれましたように、
全国各地で大きな
自然災害が相次ぎ、本市におきましても、平成30年7月豪雨により住宅被害や土砂崩れなど大きな被害が発生したことは、記憶に新しいところでございます。 近年は、
情報通信技術(ICT)等の発達に伴い、第四次産業革命と言われるような、社会に革新的な変化をもたらす新たな技術の普及が急速に進んでいることを踏まえ、安全で安心な
まちづくりのさらなる推進に向け、
香川大学創造工学部と共働して、被害を最小限に抑えるとともに、
災害対策本部を円滑に運営するための
システム構築など、ICTや人工知能(AI)を活用した防災・
減災対策の
取り組みを検討してまいります。さらに、
災害発生時には、部署を超えた全庁的な対応が必要となることを踏まえ、新年度より、外部の専門家による防災・
危機管理の
スペシャリスト養成プログラムを実施するとともに、全職員を対象とした防災・
危機管理の
教育システムを構築し、有事の際の対応力を高めてまいります。 来月26日に開幕する
瀬戸内国際芸術祭2019につきましては、会場となる沙弥島の自治会を初め、
市民団体・企業・行政で組織する
瀬戸内国際芸術祭坂出市
実行委員会を中心に、アーティストと市民との共働による作品の制作、
与島地区ならではの食の提供、次代を担う
子供たちによるお接待、会場での交通案内や清掃活動など、
市民共働によるさまざまな
取り組みを通して、地域の魅力を生かした芸術祭をつくり上げてまいります。 さらに、芸術祭の
県内連携事業といたしまして、本市独自に瀬居町において
神戸芸術工科大学アートプロジェクト2019を併催し、さらなるにぎわいの創出を図るとともに、地域の活性化と
交流人口の拡大につなげてまいります。 以上のような認識と決意に基づき、市民の皆様の期待と信頼に応えるべく、6つの
基本目標の実現に向け、全力を傾注してまいります。
基本目標の推進に当たり編成いたしました新
年度予算は、例年になく厳しい
財政状況の中、事業の選択と集中による財源のより一層の
重点配分に努め、安全で安心な
まちづくりを推進するとともに、市民の皆様が健やかに幸せに暮らせる「健幸の
まちづくり」のさらなる進展に向け、
一般会計で、249億3,350万円計上いたしました。 一方、
特別会計では、149億1,353万8,000円、
企業会計としては、
病院事業会計で、65億2,161万8,000円計上いたしました。 以下、その主な施策の大綱について申し述べます。 第1の目標は、~すべての人がいきいきと輝く
まちづくり~自立・信頼であります。 その第1点は、
市民参加による
まちづくりであります。 「
市民本位」「
市民参加」「
市民対話」、そして「
市民共働」による
市政運営を推進している本市にとりまして、市民の皆様が自主的、主体的に
まちづくりに参加していただくことは、本市のさらなる発展のために必要不可欠であり、本格的な
人口減少・
少子高齢社会を迎える中、持続可能な
まちづくりを目指していくためには、
地域コミュニティーの活性化に向けた市民間の議論を活発化させ、
地域住民が主体となり、中長期的に継続した形で
地域コミュニティーづくりに取り組んでいかなければならないと認識いたしております。一方で、
地域コミュニティーづくりについては、行政主導で進めるべきではないと考えており、
出前市役所等の
取り組みの深化を進め、地域の皆様とさまざまな分野において意見交換を行いながら、
地域コミュニティーのあり方について議論を進めることで、「さらなる
市民参加・
市民共働」を推進してまいります。 こうした中、住民の大半が加入し、市民と行政との橋渡し役として中心的な役割を担っております自治会は、まさに
地域コミュニティーの基礎となる組織であることから、引き続き
自治会運営補助金等の
財政的支援を行ってまいります。また、東部地区における
地域活動の拠点施設である
東部集会所については、未設置となっていた調理設備の設置に向け、実施設計を行ってまいります。 第2点は、多様な連携の推進であります。 本市では、
坂出市民生児童委員協議会連合会並びに
市内郵便局、JA香川県及び各
新聞販売事業者と、
高齢者等の見守り活動に関する協定を締結し、事業者の方が訪問時等に異変を発見した場合は速やかに通報を受け、迅速な対応につなげるなど、住みなれた地域で安心して生活することができる
環境づくりに努めております。本年1月には、この活動の趣旨に賛同いただいた
香川ヤクルト販売株式会社及び
生活協同組合コープかがわと新たに協定を締結し、さらなる
取り組みの充実を図っているところであります。 多様化、複雑化する行政需要に的確に対応していくためにも、引き続き、多様な主体との連携を図り、本市の活性化及び各種課題の解決に向けた
取り組みを推進してまいります。 第3点は、
行財政運営の効率化と健全財政の確保であります。 先に申し述べました、
こども課の3係体制への再編・整備に加えまして、国において
社会福祉法人の
指導監査業務に係る
事務負担の軽減が図られたことに伴い、
小規模係を解消する観点から、ふくし課内の
指導監査係の
所掌事務を管理係に移管し、5係から4係に再編いたします。組織機構に完成形というものはなく、今後とも国・県の動向や
市民ニーズの把握に努めながら、不断に見直しを図ってまいります。 また、職員の長時間労働の是正や
年次有給休暇取得の促進など、働き方改革を推進し、職員のワーク・ライフ・バランスと意欲の向上を図りながら、ICTの活用を初めとして、あらゆる業務改革に取り組むことにより、適正な
定員管理を維持しつつ、安定して良質な
行政サービスの提供に努めてまいります。 第4点は、
男女共同参画社会の形成であります。 本市では、「男女がともに認め合い、輝き、ともに創るまち」を基本理念とした坂出市
男女共同参画計画に基づき、
男女共同参画社会の実現に向け、さまざまな
取り組みを推進しております。引き続き、誰もが
ライフステージに応じてワーク・ライフ・バランスが図られ、充実した
職業生活、
社会生活、
家庭生活を送ることができる、働きやすい
環境づくりを推進してまいります。 また、
男女共同参画社会の実現に向けましては、各分野の皆様と行政が共働した
取り組みが不可欠であることを踏まえ、家庭・学校・職場・地域等あらゆる場において、
男女共同参画に関する正しい理解が広がるよう、坂出市
男女共同参画委員会や関係機関と連携し、普及啓発に努めてまいります。 第2の目標は、~安全で環境に優しく持続可能な
まちづくり~安全・環境であります。 その第1点は、防災体制の強化・充実であります。 発生が危惧される
南海トラフ巨大地震、また、台風や集中豪雨による水害や
土砂災害等に備え、引き続き
危機管理体制の強化に重点を置き、職員の防災訓練を継続して実施するとともに、避難時における食料や
生活必需品等の備蓄物資の拡充のほか、
避難所運営資機材の整備を進めるなど、
避難所機能の充実に努めてまいります。 また、地震等による
ブロック塀の倒壊を未然に防ぎ、市民の皆様の命を守るため、国や県の動向を踏まえつつ、新たに
民間危険ブロック塀撤去支援事業を開始し、災害に強い安全で安心な
まちづくりの促進を図ってまいります。 市役所新庁舎については、来年5月の完成及び移転に向け、新年度より免震装置の設置、躯体の建築に着手することといたしており、いよいよ建物本体が姿をあらわします。免震構造の採用やユニバーサルデザインの徹底等により、新庁舎建設の基本理念である「安全・安心で市民と環境にやさしい庁舎」としてまいります。 地域防災力の向上については、市民一人一人の防災意識を高める「自助・共助」の浸透が重要であることを踏まえ、防災講話や訓練等の実施に加え、広報紙・インターネット・ラジオ等各種媒体を活用し、地域における防災意識の向上に努めてまいります。また、自主防災組織の強化を図るため、活動費や資機材等購入費に対する補助を継続するとともに、リーダーの育成や防災士資格取得者に対するフォローアップを目的とした研修を実施するなど、地域防災の能力・態勢を醸成してまいります。 港湾施設については、引き続き東運河地区における護岸整備を着実に進め、津波による被害の軽減・防止に努めるとともに、坂出港事業継続計画(坂出港BCP)の実効性向上に向け、港湾利用関係各機関と連携した情報伝達訓練等を実施し、
災害発生時における連絡系統の統一や情報の共有化を図ってまいります。 水門及びポンプ場については、洪水時に対応できるよう補修及び更新を実施するとともに、河川においてもしゅんせつ業務等を実施し、引き続き適正な維持管理に努めてまいります。 ため池については、平成30年7月豪雨において、防災重点ため池に選定されていない小規模なため池で甚大な被害が発生したことを踏まえ、国において選定基準の見直し等が行われました。本市におきましても、新たな基準に基づき適切な対応を講じるとともに、周辺住民の安全な避難行動に資するため、氾濫解析を行い、浸水想定区域図を新たに作成・公表いたします。あわせて、王越町玉川池地区において堤体補強を、大屋冨町松ヶ浦池地区及び青海町六ツ林池地区において改修等を実施し、災害の未然防止を図ってまいります。 学校施設については、金山小学校南校舎、瀬居小学校校舎、松山小学校南校舎西の非構造部材の耐震化工事等を引き続き実施し、安全で安心な教育環境の整備に努めてまいります。 また、多種多様化する各種災害に対応するため、消防本部配備の水槽つき消防ポンプ自動車、並びに消防団配備の小型動力ポンプ積載車及び小型動力ポンプを更新し、消防力の充実・強化を図り、市民の皆様の安全・安心を確保してまいります。 第2点は、環境保全と環境衛生の充実であります。 坂出市環境基本条例の基本理念である「快適な環境の保全と創造」の具体化に向け、引き続き、坂出市環境基本計画に基づく各種施策を展開するとともに、本市のごみ処理サイクルの基幹施設であるリサイクルプラザ及び坂出環境センターについては、施設の延命化工事を実施し、適切な維持管理に努めてまいります。 第3点は、交通安全の推進であります。 全国で通学中の児童が巻き込まれる交通事故が相次ぐ中、本市では、通学路交通安全プログラムに基づき、計画的に通学路の総点検を実施するとともに、交差点や路側帯部分のライン標示のカラー化を推進し、交通事故の防止を図っているところであります。 新年度は、林田小学校の通学路について総点検を実施するほか、各小学校からの要望も踏まえ、緊急度等を勘案した上でカラー化を実施するなど、通学路の交通安全確保に向け、引き続き、路面標示、カーブミラー、道路照明灯及び防護柵など、交通安全施設の整備・充実を図ってまいります。 第3の目標は、~健康で安心して暮らせる
まちづくり~安心・健康であります。 その第1点は、保健・医療の推進であります。 本市では、健康寿命の延伸と生活の質の向上を図るため、第2次坂出市健康増進計画及び食育推進計画に基づき、さまざまな施策を実施しております。新年度におきましては、本年度に実施したアンケート調査や関係機関へのヒアリング調査の結果等を踏まえ、現状に応じた計画に改訂し、さらなる
取り組みの充実を図るとともに、新たに自殺対策計画を策定し、生きることの包括的な支援として、関連施策との有機的な連携を図りつつ、総合的な
事業展開を推進してまいります。 また、新年度は、第三次坂出市地域福祉計画の初年度となります。第一次、第二次計画に引き続き「お互いに、支え合い、ふれあいのあるまち」を基本理念としつつ、自助・互助の重要性に鑑み、全ての
地域住民が役割を持って、地域の課題解決に主体的に取り組む社会を目指してまいります。さらに、支援の対象と担い手を高齢者に限ることなく、障がい者や子供、
子育て世代へと広げ、「みんなで助け合うあたたかい地域共生社会の実現」を目指し、市民の皆様や関係団体、事業者、行政がそれぞれの役割を担いながら、連携・共働のもと、各種事業を推進してまいります。 国民健康保険事業については、本年度より県が財政運営等の責任主体となっておりますが、医療費の増加等による国保財政の悪化に伴い、県より提示された新年度の国保事業費納付金が増額となりました。新年度は、市民の皆様の急激な負担増は避けるべきとの判断から、保険税率を据え置きといたしましたが、今後は、医療給付費が年々増大する中にあって、将来にわたり安定的な運営が確保できるよう、適切な保険税率の設定について検討を進めてまいります。 次に
市立病院についてであります。 新年度より、
地方公営企業法の全部適用を導入し、経営責任の明確化と自律性の拡大による効率的かつ効果的な運営体制を確立するとともに、引き続き坂出
市立病院改革プランに掲げる経営指標を目標に定め、事業管理者を初め全職員が一丸となって「チーム医療」を推進し、質の高い充実した医療の提供を図ってまいります。地域の中核病院として救急医療・急性期医療に対応するとともに、僻地医療・災害医療に加え、感染症医療については新たに第二種感染症指定医療機関として対応するなど、公立病院としての役割を担ってまいります。 また、「健幸の
まちづくり」のさらなる進展に向け、認定看護師等の医療スタッフによる出前講座の開催、
地域活動への参加、イベントにおける救護等の支援を通じ、市民の皆様の生命と安全・安心を守るとともに、市民の皆様が健やかに幸せに暮らせるよう努めてまいります。 第2点は、介護・高齢者福祉の充実であります。 国においては、医療・介護・生活支援等が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築について、2025年を目途に実現するとしておりますが、本市ではこれまで、認知症の早期診断や早期対応の体制づくりを中心とした認知症施策に加え、判断能力が十分でない
高齢者等が一人の人間として尊重され、安心した生活ができるよう支援する権利擁護事業など、他の自治体に先駆けた
事業展開を進めてまいりました。 今後は、医療と介護の両方を必要とする高齢者が自分らしい暮らしを続けることができるよう、在宅医療と介護を一体的に提供するため、医療機関と介護事業所等の連携を強化するなど、住まいを中心に、医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される、本市の実情に応じた地域包括ケアシステムの深化・推進に努めるとともに、第一層協議体「
坂出ささえまろネットワーク」と連携しながら、市内12地区において第二層協議体の設置を引き続き推進し、多様な日常生活上の支援体制の充実・強化を図ってまいります。 第3点は、児童福祉・
子育て世代への支援の充実であります。 少子化の進行や核家族化、共働き世帯の増加等を背景とする社会環境や家庭環境の変化とともに、
子育て世代のニーズが多様化する中、本市の
子育て支援施策を定めた「さかいで 子ども・子育て支援プラン」は、新年度が計画期間の最終年度となります。これまでの成果と現状を踏まえ、全ての子供の健やかな育ちに資するよう、中長期的な視点に立った第二期計画を策定してまいります。さらに、新たな
取り組みといたしまして、乳幼児を連れた保護者の方が安心して外出を楽しめる環境を整備するため、授乳スペース等を設置する市内の店舗や事務所等に対して補助を実施するとともに、大橋記念図書館、市立体育館等の公共施設についても、授乳スペース等の整備に努めてまいります。 また、近年、大きく報道されておりますように、増加の一途をたどる児童虐待については、未然防止や発生時の適切な対応、その後の支援に至るまで、児童相談所・市・警察・学校・民生児童委員等の役割分担を明確にし、緊密な連携を図りながら的確に取り組んでまいります。特に、初期対応のおくれから重大な結果を招くことがないよう、通告を受けた事案に対して迅速に対応するとともに、警察を初めとする関係機関との情報共有の徹底を図るなど、さらなる連携強化に努めてまいります。 仲よし教室及びみのり教室については、昼間就労等により保護者が家庭にいない小学5年生までの児童を受け入れておりましたが、新年度より全ての学年に対象を広げ、保護者の皆様の仕事と子育ての両立を支援してまいります。 第4点は、障がい者(児)福祉の充実であります。 坂出市障がい者福祉計画および第5期坂出市障がい福祉計画に基づき、引き続き、障がい者福祉施策を総合的かつ計画的に推進するとともに、「住み慣れた地域で共に豊かに安心してすごせるまち さかいで」の基本理念に沿い、障がいの有無にかかわらず、誰もが人格と個性を尊重し合う共生社会の実現を目指してまいります。 第5点は、人権尊重社会の構築であります。 人権は「人の命」そのものであると同時に、「人間が人間らしく幸せに生きる権利」であり、社会の根幹をなすものであります。近年は、部落差別解消推進法、障がい者差別解消法、ヘイトスピーチ解消法の施行など、課題解決に向けた人権擁護の
取り組みが着実に進展する一方、同和問題を初め、インターネット上での人権侵害やヘイトスピーチの横行など、さまざまな課題が依然として存在し、深刻な社会問題となっております。 本市では、坂出市人権尊重の
まちづくり条例に基づき、全ての人の人権が尊重される社会の実現に向け鋭意取り組んでおりますが、今後、人権教育・啓発の果たす役割はさらに重要になるとの認識に立ち、人権尊重意識の普及が図られるよう、引き続き人権教育・啓発を積極的に推進するとともに、企業における人権に関する
取り組みの支援に加え、法務局や人権擁護委員との連携のもと、人権相談業務の充実に努めてまいります。 また、本年度に実施した人権に関する市民意識調査の結果を分析し、効果的な啓発につなげていくとともに、全ての行政施策の根底に人権が関わっていることを認識する中で、市民一人一人の人権が平等に尊重される
まちづくりを推進してまいります。 第4の目標は、~未来を拓く力をはぐくむ
まちづくり~教育・文化であります。 その第1点は、幼児期・学校教育の充実であります。 「未来を拓く力をはぐくむ人づくり」を基本理念に、確かな学力、豊かな心、健やかでたくましい体を育成することを柱とした「生きる力をはぐくむ教育の充実」、また、夢に向かって挑戦するチャレンジ精神と「ふるさと坂出」を誇りに思う心を育んでいくことを目標として、
子供たちにとって魅力ある学校、地域・保護者から信頼される学校づくりを積極的に推進してまいります。 コミュニティ・スクール設置事業については、これまで研究指定校を設け、導入に向けた環境整備を行ってまいりましたが、新年度は、さらなる導入の拡大を目指し、学校と地域の連携・協働による「地域とともにある学校づくり」を推進してまいります。 さかいでスクールサポートティーチャー派遣事業については、学校が抱える緊急の課題等に対応するため、引き続き、高い指導力のあるすぐれた退職教員を派遣することにより、問題の未然防止や早期解決につながる効果的な支援を行ってまいります。 小児生活習慣病対策事業については、自分の健康状態を知り、よりよい生活習慣を身につけることを目的に、小学4年生の希望者を対象に血液検査を実施しておりますが、新年度より中学1年生を対象に加え、数年が経過した後の実態把握につなげることで、
子供たちが将来にわたって健康な生活を送ることができるよう支援してまいります。 ふるさと理解推進事業については、地域における
社会生活の総合的な理解に資するよう、小学3・4年生用の社会科副読本「ふるさと坂出」の全面改訂を行い、
子供たちの
地域社会の一員としての自覚を促し、
地域社会に対する誇りと愛情を育んでまいります。 教育用コンピュータ整備事業については、小学校に配備されている学習者用コンピューターを、タブレットとしても使用できる可動式コンピューターに置きかえるとともに、学習者用サーバーの更新を実施するなど、小学校におけるICT環境を整備し、児童の学習活動の充実と学習意欲の向上を図ってまいります。 学校給食については、多くの調理施設で老朽化が進んでいることを踏まえ、本年度、民間事業者を活用して効率的かつ効果的に共同調理場を整備・運営する事業手法の検討調査を行ったところでございまして、新年度は、この調査報告をもとに事業者選定に着手してまいります。 学校施設については、築年数30年以上の建物が大半を占め、老朽化対策が喫緊の課題となっていることを踏まえ、安全かつ機能的な整備の着実な推進に向け、新年度より学校施設長寿命化計画の策定に着手するとともに、府中小学校の西校舎及び屋内運動場並びに瀬居小学校の校舎及び屋内運動場において、老朽化したトイレの改修整備を実施するなど、引き続き学習環境の整備に努めてまいります。 第2点は、生涯学習・スポーツの充実であります。 生涯スポーツ社会の実現を目指し、「いつでも、どこでも、だれもが、いつまでも」健康で心豊かな生活が営めるよう、スポーツに親しめる機会の確保と環境の整備を行い、地域に根差した体力づくりと健康づくりに努め、「健幸の
まちづくり」のさらなる進展につなげてまいります。
ラジオ体操普及・
健康増進事業については、ラジオ体操広場を新たに開設するなど、引き続き普及に向けた
取り組みを推進し、市民の皆様の健康増進及び
地域コミュニティーの活性化を図ってまいります。 「カヌーのまち さかいで推進事業」については、国内有数の競技・練習環境が評価され、府中湖カヌー競技場において、東京オリンピック・パラリンピックにおけるハンガリーカヌーチームの事前合宿と、2020年の全国高等学校総合体育大会におけるカヌー競技の実施が決定いたしました。これらを契機といたしまして、競技人口の拡大と競技力の向上を図るとともに、引き続き、県とともにトレーニング施設の整備や競技場全般の改修を進めてまいります。 王越宿泊型野外活動施設「交流の里 おうごし」については、既存の事業に加え、豊かな自然を生かした魅力ある体験メニューづくりを進め、さらなる
市民共働による地域活性化・にぎわい創出を推進してまいります。また、2年目を迎える「王越とんぼ
プロジェクト」では、昨年、地元の方々とともに水路を整備した際、香川県絶滅危惧種のトンボが確認されるなど、王越とんぼランドの復活に向けた明るい兆しが見えてまいりました。引き続き、地元の方々と連携・協力しながら、とんぼランドの水路及び遊歩道の整備を行うとともに、自然観察等のイベントを開催するなど、王越地区の魅力発信に努めてまいります。 大橋記念図書館については、市民の皆様の多様なニーズに迅速かつ的確に対応できるよう、情報提供機能の充実を図るとともに、課題解決に役立つ図書や地域に関する記録、その他必要な資料を幅広く収集し、地域の情報拠点として、市民の皆様の暮らしに役立つ図書館づくりに努めてまいります。また、図書館周辺は、市民美術館・郷土資料館・勤労福祉センター等の文教施設が集中することから、老朽化した駐輪場の撤去・新設、進入路の拡幅や歩道の舗装等を実施し、施設利用者の
利便性向上に努めてまいります。 第3点は、文化の継承と創造であります。 「古のロマンのまち さかいで」のさらなる進展に向け、地域の文化振興の資源となる歴史遺産や文化財の保護と活用に努めるとともに、文化芸術施設である市民美術館・万葉会館などを活用して、特色ある地域文化・芸術の創造を図ってまいります。 市民の皆様が良質で親しみやすい芸術・文化に接することで、地域文化の振興が図れるよう、引き続き、演劇プチ大学・音楽コンサート・人形浄瑠璃公演等を開催してまいります。市民美術館においては、かつて「塩のまち」として栄えた本市の歴史を踏まえ、また、本市出身のアーティスト南条嘉毅氏の作品が
瀬戸内国際芸術祭2019沙弥島会場で展示されることを契機として、市民の皆様が芸術・文化をより身近に感じていただけるよう、塩業資料館と連携した南条氏の企画展を実施いたします。 讃岐国府跡の史跡指定に向けた
取り組みについては、引き続き遺物整理事業及び発掘調査事業を継続するとともに、新年度は、開法寺の伽藍北端の大型礎石建物に関する報告書を刊行し、讃岐国府跡の重要地区の一つとして意見具申を進めてまいります。 市史編さん事業については、郷土に関する有形・無形の歴史資料を整理・保存することにより、長く後世に継承するとともに、市民の皆様の郷土に対する理解と関心を深めるため、平成24年度より、市制施行70周年記念事業として取り組んでいるところであり、新年度は、市史編さん事業の集大成といたしまして、市民の皆様からも待望久しい通史編(地誌・生物編、近代編、現代編)を刊行いたします。 次に市民ホールについてであります。 老朽化や非構造部材の耐震性等の課題から、利用者の安全面等を考慮した結果、現在の市民ホールについては、今月末をもって休館することといたしております。一方、旧
市立病院跡地における市民ホール等の機能を中核とした複合施設の整備についても、例年になく厳しい
財政状況の中、財源の確保を初めとする種々の課題から、早期の着工が困難な状況となっており、市民の皆様には大変御不便をおかけいたしているところでございます。 このような状況に鑑み、新年度におきましては、現在の市民ホールの再開も視野に、舞台照明設備等の改修や天井の耐震対策、地下水の浸水防止対策等について、改修工事の方法や期間・費用等の調査を実施するとともに、引き続き、本市の将来の
まちづくり全体を見据えながら総合的に検討を進めてまいります。 第4点は、人権・同和教育の推進であります。 日常生活において、人権尊重の意識が児童生徒の行動や態度に自然とあらわれるような「人権感覚」を養うための啓発活動と教育活動の推進に努めるとともに、学習機会の充実と参加体験型の学習プログラムの研究及び普及に努めてまいります。 「人権・同和教育は人間教育の原点である」との認識のもと、部落差別解消推進法、障がい者差別解消法、ヘイトスピーチ解消法、また、性の多様性等について、理解を深める教職員研修の充実を図り、人権・同和教育に関する指導者の育成に努めてまいります。 第5点は、国際交流の推進であります。 昨年は米国サウサリート市との姉妹都市提携30周年という節目の年を迎え、相互訪問など各種記念行事の実施により、さらなる友好親善と相互理解が図られたところであり、今後とも市民レベルでの交流の機会を創出し、両市のきずなをより一層深めてまいります。 坂出市国際交流協会においては、従来の異文化理解イベントや国際理解講座等に加え、昨今の在住外国人の急増に鑑み、日本語教室や在住外国人イベントの開催、生活ガイドブック等による情報提供などについて、より一層の充実に努めることとしており、本市といたしましても、引き続き
市民参加による国際交流事業を支援してまいります。 また、ハンガリーカヌーチームの事前合宿決定を受け、先月には、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウン事業の一環として、坂出市カヌー協会の会員を対象としたハンガリー料理に関する文化学習講座を開催いたしました。さらに、関連事業といたしまして、坂出市国際交流協会主催の国際理解講座においても、昨年11月にハンガリー刺しゅうに関する講座を実施したほか、来月にはハンガリー出身の講師等を招き、ハンガリーの料理や文化等を学ぶ講座を実施する予定としており、事前合宿決定を契機としたこれらの
取り組みを通して、市民の皆様の機運の醸成を図るとともに、地域の国際化や多文化共生社会の実現に努めてまいります。 第5の目標は、~快適な都市環境を実感できる
まちづくり~快適・憩いであります。 その第1点は、都市基盤の整備であります。 坂出北インターチェンジのフルインター化については、物流や緊急輸送機能の強化を図るため、2024年度中の供用開始を目指し、現地での調査や設計を実施しているところであります。引き続き、本州四国連絡高速道路株式会社と協力して、早期の供用開始に向けた整備を進めるとともに、その効果を最大限発揮できるよう、市内主要道路についても整備の進捗を図ってまいります。 本市における南北交通の広域幹線道路である県道富士見町線については、既に整備が完了しているJR予讃線以南の南側区間に引き続き、県道高松善通寺線までの北側580mの整備が実施されているところであり、今後、
市立病院へのアクセスが向上するとともに、災害時の輸送路が確保され防災力の強化が図られるなど、本市の
まちづくりの基盤施設となるものと期待するところであります。 JR坂出駅の北に位置する京町線の道路改良事業については、引き続き、北口駅前広場の拡張再整備をあわせて実施することで、幹線道路と鉄道との交通結節機能の強化に加え、近隣商店街と一体となったにぎわいのある空間の創出につなげてまいります。 福江松山線については、県道富士見町線から南部公民館までの西工区について、道路の拡幅及び歩道の整備が完了いたしており、引き続き市道福江線までの東工区の整備を進め、円滑な交通及び通行者の安全確保を図ってまいります。 安全・安心で快適な市民生活を支える根幹的な社会資本である市道や生活道路については、着実に整備を進めるとともに、外部委託による道路パトロールの実施など維持管理に努め、既存ストックの有効活用を図ってまいります。また、橋梁長寿命化修繕計画に基づき、計画的に橋梁修繕事業を実施するとともに、綾川にかかる城山橋については、引き続き、県が実施する綾川河川改修事業におけるかけかえ工事にあわせて拡幅整備を実施してまいります。 港湾の整備については、引き続き、中央埠頭2号岸壁及び浮き桟橋の改良工事を実施するとともに、新年度より、林田D号岸壁の改良に着手し、施設の安全性の確保及び延命化を図ってまいります。 第2点は、都市環境の整備であります。 坂出緩衝緑地については、木々に囲まれた遊歩道や休憩スペースを有しており、散歩やランニング、また、憩いの場として、多くの市民の皆様に利用されているところでございます。新年度は、緑を生かした自由に利用できる芝生広場や移動販売車が出店できるエリアなど、緩衝緑地の魅力をさらに高め、幅広い年代の方が集い、交流できる場となるよう、設置者である県と協議しながら、新たなにぎわい創出につながる環境整備に努めてまいります。 空き家対策については、第一義的には所有者等がみずからの責任により適切に管理するという大前提のもと、坂出市空家等対策計画に基づき、市民の皆様、自治会、各種関係団体など、多様な主体と連携しながら、倒壊の危険性が高い空き家の除去を促進するなど、各種空家等対策に取り組んでいるところであります。また、冒頭で申し述べました
神戸芸術工科大学アートプロジェクト2019においては、空き家を活用したアート展示を行うこととしておりますが、これは本市における空家等の新たな活用事例となるものでもあり、新年度は、老朽度や危険度が低い空き家の有効活用促進策など、空家等の利活用についても推進してまいります。 第6の目標は、~元気とにぎわいのある
まちづくり~魅力・活気であります。 その第1点は、移住・定住の促進であります。 新婚世帯家賃補助制度の継続実施に加え、新年度より、県外からの移住者を対象とした移住促進家賃等補助制度を新たに開始するなど、引き続き本市への移住・定住の促進に努めるとともに、就職フェアや企業訪問バスツアー等を通してUJIターン就職を促進してまいります。 さらに、近年の就職活動は学生有利の売り手市場と言われ、特に
中小企業・
小規模企業が深刻な人手不足に直面している状況に鑑み、新たに就職説明会等出展支援事業費補助制度を開始し、市内の
中小企業・
小規模企業が就職説明会等に出展する経費を補助することで、地元企業の人材確保や定住につながる雇用対策に取り組んでまいります。 第2点は、農林水産業の振興であります。 本年度、米の生産調整、いわゆる減反政策が廃止となり、本年1月には、農業者の収入減少を補償する収入保険制度が導入されるなど、国において農政改革の動きが加速する中、新たな制度にも的確に対応しつつ、JA香川県が重点品目として作付拡大を強力に推進している三金時・レタス・ブロッコリー等について、引き続き、機械・施設等の整備や優良種苗導入に対する助成等を実施し、高品質・高付加価値化を図ってまいります。また、急増しているイノシシ等による農作物被害の防止対策についても、関係団体と連携し、
取り組みを強化してまいります。 水産業については、重要稚仔(ちご)放流事業やアワビ養殖事業に対する支援など、資源管理型漁業を推進するとともに、西浦漁港における物揚げ場の更新など、漁港施設の適切な維持管理に努め、漁業経営の安定と向上を図ってまいります。 第3点は、商工業・サービス業の振興であります。
坂出商工会議所や商店街振興組合、その他関係機関との連携により、市内の
中小企業・
小規模企業が地域で精力的に経営を継続できる体制の構築を検討するとともに、引き続き、商店街の魅力が向上するイベントや商店街活性化に向けた活動等を支援してまいります。 ふるさと坂出応援寄付(ふるさと納税)については、クレジット決済の導入や返礼品の充実等に取り組んだ結果、12月末時点で寄附金額が初めて1億円を超え、着実に成果を上げております。なお、当該制度については、他の自治体においても寄附金額の増額に向けさまざまな施策が展開されており、多額の寄附を集める自治体もある一方、地場産品以外や返戻割合が高い返礼品の送付など、過度な自治体間競争が全国的に問題となっております。本市といたしましては、引き続き制度本来の趣旨に即して、他の自治体にはない魅力ある返礼品の充実を図るとともに、さらなるPRに努めるなど、より多くの方から応援をいただける方策に取り組んでまいります。 企業誘致については、平成23年の企業誘致条例の全面改正以降、企業立地促進助成金の交付に関連する新規常用雇用者数が累計300名を超えました。さらに、番の州臨海工業団地においては、昨年、株式会社ムロオの立地が決定したほか、11月にライオンケミカル株式会社の歯ブラシの新工場が完成・稼働したのに引き続き、12月には
ライオン株式会社が新たなハミガキ工場の建設について、本年中の着工、2021年中の稼働を予定していることが発表され、
本市経済の発展や雇用機会の拡大に大きく寄与するものと期待するところであります。引き続き、坂出北インターチェンジのフルインター化を見据え、陸海交通の要衝である本市の地理的優位性を生かし、県を初め関係機関との連携を図りながら、さらなる企業誘致に取り組んでまいります。 第4点は、観光の振興であります。 本市では、「古のロマンのまち さかいで」をテーマに掲げ、本市にゆかりのある6人の歴史的偉人を主軸とした、歴史的、文化的資産を生かしたまちあるき事業等を実施し、好評を得ているところでございます。本年7月で100回目という節目の開催を迎える「さかいで楽市楽座」につきましても、地元の商店からの出店だけでなく、さまざまな特技を有するパフォーマーの方々にステージを盛り上げていただいており、本市の新たな魅力・にぎわいの一つとなっております。 新年度は、これら従来の
取り組みに加え、鼓岡神社において、6人の歴史的偉人のうちの2人、崇徳上皇と西行法師が登場人物となる本市にゆかりのある能「松山天狗」の公演を実施するなど、引き続き、本市の豊かな歴史や文化を背景として、市民の皆様に郷土愛を再認識していただくとともに、
市民共働によるにぎわい創出に取り組んでまいります。 また、本年は、
瀬戸内国際芸術祭2019の開催に加え、海外の著名なメディアにおいて、2019年に行くべき場所として日本で唯一「瀬戸内の島々」が選出されるなど、今、「瀬戸内」が、かつてないほど世界的に注目されております。坂出市観光協会におけるホームページやSNS等を活用した情報発信、また、さぬき瀬戸大橋広域観光協議会における観光 キャラバンの実施や海外への情報発信に加え、
瀬戸内国際芸術祭に向けたワークショップの開催等を通じ、
交流人口の拡大、さらには、市外から
まちづくりを応援していただける関係人口の拡充に努めてまいります。 以上、私の市政に臨む施策の大綱を申し述べました。 国が掲げる地方創生の旗印に呼応するように、施策における都市間競争はより一層激しさを増しておりますが、冒頭で申し述べましたとおり、例年になく厳しい
財政状況の中にあって、将来に多大な負担を残さないよう、財政規律を堅持していくには、限られた財源の重点的かつ効率的な配分が求められ、実施できる施策にもおのずと限界が生じてまいります。 本市にとりまして大変厳しい状況下ではございますが、「健幸の
まちづくり」を初めとした、本市の実情に応じた
取り組みを着実に継続することで、人々が夢と希望を抱きながら平成の時代を迎えたように、来るべき新たな時代に、市民の皆様が、本市の未来に夢と希望を抱き、そして、「ふるさと坂出」に住んでいてよかったと心から実感できるよう、「働きたい 住みたい 子育てしたい 共働のまち さかいで」の実現に向け、揺るぎない決意で邁進してまいる所存でございます。 何とぞ、皆様方の御理解と御協力、御支援を賜りますよう心からお願い申し上げる次第であります。
○議長(大前寛乗君) この場で暫時休憩いたします。 午前11時5分 休憩 ─────── 午前11時7分 再開
○議長(大前寛乗君) 休憩前に復し、会議を開きます。 引き続き提案理由の説明を求めます。
◎市長(綾宏君) 議長─市長
○議長(大前寛乗君) 市長 綾 宏君 〔市長(綾宏君)登壇〕
◎市長(綾宏君) 本3月定例会に提出いたします議案について御説明申し上げます。 議案第37号は、平成30年度
坂出市立病院事業会計補正予算第4号の
専決処分について、
地方自治法第179条第3項の規定により議会に報告し、御承認をお願いいたすものであります。 実地監査に伴う企業債の一部繰り上げ償還について、早急に補正予算を調製する必要が生じましたので、
地方自治法第179条第1項の規定により、平成31年2月25日に
専決処分いたしたものであります。 議案第38号は、坂出市
行政財産目的外使用料条例制定についてであります。
地方自治法第238条の4第7項の規定により、本市の行政財産について目的外使用を許可した場合における使用料について
条例制定いたしたく、本案を提出いたすものであります。 議案第39号は、坂出市
病院事業に
地方公営企業法の全部を適用することに伴う
関係条例の整備に関する
条例制定についてであります。 坂出市
病院事業に、平成31年4月1日から
地方公営企業法の全部が適用されることに伴い、本市の
関係条例を整備いたしたく、本案を提出いたすものであります。 議案第40号は、坂出市
病院事業管理者の給与等に関する
条例制定についてであります。 前号議案同様、坂出市
病院事業に
地方公営企業法の全部が適用されることに伴い、
地方自治法第204条第3項の規定に基づき、
病院事業管理者の給与等について
条例制定いたしたく、本案を提出いたすものであります。 議案第41号は、坂出市
病院事業職員の給与の種類および基準に関する
条例制定についてであります。 前2号議案同様、坂出市
病院事業に
地方公営企業法の全部が適用されることに伴い、同法第38条第4項の規定に基づき、
病院事業職員の給与の種類及び基準について
条例制定いたしたく、本案を提出いたすものであります。 議案第42号は、坂出市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する
条例制定についてであります。 労働基準法の一部改正に伴い、本市職員の勤務時間について所要の改正をいたしたく、本案を提出いたすものであります。 議案第43号は、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する
条例制定についてであります。 スポーツ推進委員の報酬の額について所要の改正をいたしたく、本案を提出いたすものであります。 議案第44号は、坂出市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する
条例制定についてであります。
災害弔慰金の支給等に関する法律等の一部改正に伴い、災害援護資金の貸付利率、保証人及び償還方法について所要の改正をいたしたく、本案を提出いたすものであります。 議案第45号は、坂出市
指定地域密着型サービス等の事業の人員、設備および運営等の基準を定める条例の一部を改正する
条例制定についてであります。 介護保険法の一部改正による共生型居宅サービスの創設等に伴い、
指定地域密着型サービス等の事業に係る基準について所要の改正をいたしたく、本案を提出いたすものであります。 議案第46号は、坂出市
手数料条例の一部を改正する
条例制定についてであります。 前号議案同様、介護保険法の一部改正による共生型居宅サービスの創設に伴い、地域密着型サービス事業者等の指定申請等に係る手数料について所要の改正をいたしたく、本案を提出いたすものであります。 議案第47号は、坂出市
火災予防条例の一部を改正する
条例制定についてであります。 消防法令に関する重大な違反のある防火対象物について、その法令違反の内容を利用者等へ公表することにより、利用者等の防火安全に対する認識を高めて火災被害の軽減を図るとともに、防火対象物の関係者による防火管理業務の適正化及び消防用設備等の適正な設置促進に資するため所要の改正をいたしたく、本案を提出いたすものであります。 議案第48号から議案第58号までの11議案は、平成31年度坂出市
一般会計など11会計の当初予算案でありまして、いずれも御配付申し上げております予算説明のとおりでございますので、御了承くださるようお願い申し上げます。 議案第59号は、平成31年度坂出市
一般会計補正予算案第1号でありまして、予算の総額に3億2,096万3,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ252億5,446万3,000円といたすものであります。 その内容について申し上げますと、プレミアム付商品券事業などについて補正を行うものであります。 以下その概略を申し上げますと、民生費3億2,096万3,000円を増額いたすものであります。 これに伴う財源としましては、国庫支出金・諸収入3億2,096万3,000円を増額いたすものであります。 議案第60号は、平成30年度坂出市
一般会計補正予算案第6号でありまして、予算の総額から2億1,576万5,000円を減額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ239億7,942万6,000円といたすものであります。 また、地方債及び繰越明許費につきましても、補正を行うものであります。 以下その概略を申し上げますと、議会費・教育費1,386万7,000円、諸支出金5,123万円を増額し、総務費・民生費5,294万5,000円、衛生費・農林水産業費5,164万4,000円、商工費・土木費1億2,232万9,000円、港湾費・消防費4,541万5,000円、災害復旧費852万9,000円を減額いたすものであります。 これに伴う財源といたしましては、地方交付税・寄附金1億6,962万3,000円、諸収入・市債2,056万9,000円を増額し、国庫支出金・県支出金8,825万7,000円、繰入金3億1,770万円を減額いたすものであります。 議案第61号は、平成30年度坂出市
国民健康保険特別会計補正予算案第3号でありまして、予算の総額に1億2,349万1,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ66億1,937万2,000円といたすものであります。 以下その概略を申し上げますと、保険給付費・諸支出金1億2,191万円、国民健康保険事業費納付金158万1,000円を増額し、これに伴う財源といたしましては、県支出金・繰入金3,816万9,000円、諸収入・繰越金8,532万2,000円を増額いたすものであります。 議案第62号は、平成30年度坂出市
王越診療所特別会計補正予算案第1号でありまして、予算の総額から700万円を減額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ1,194万2,000円といたすものであります。 以下その概略を申し上げますと、診療施設費700万円を減額し、これに伴う財源といたしましては、診療収入・繰入金700万円を減額いたすものであります。 議案第63号は、平成30年度坂出市
下水道事業特別会計補正予算案第4号でありまして、予算の総額から3,861万5,000円を減額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ15億1,382万1,000円といたすものであります。 また、地方債及び繰越明許費につきましても、補正を行うものであります。 以下その概略を申し上げますと、諸支出金24万1,000円を増額し、総務費・建設費3,885万6,000円を減額いたすものであります。 これに伴う財源といたしましては、使用料及び手数料・諸収入3,751万1,000円を増額し、国庫支出金・県支出金350万円、繰入金・市債7,262万6,000円を減額いたすものであります。 議案第64号は、平成30年度坂出市
介護保険特別会計補正予算案第5号でありまして、予算の総額から1億円を減額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ59億8,280万円といたすものであります。 また、繰越明許費につきましても、補正を行うものであります。 以下その概略を申し上げますと、保険給付費1億円を減額し、これに伴う財源といたしましては、国庫支出金・県支出金3,839万円、支払基金交付金・繰入金6,161万円を減額いたすものであります。 議案第65号は、平成30年度坂出市
後期高齢者医療特別会計補正予算案第4号でありまして、予算の総額に1,977万7,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ9億4,777万3,000円といたすものであります。 以下その概略を申し上げますと、後期高齢者医療広域連合納付金1,977万7,000円を増額し、これに伴う財源といたしましては、後期高齢者医療保険料・諸収入1,759万円、繰越金218万7,000円を増額いたすものであります。 議案第66号は、平成30年度
坂出市立病院事業会計補正予算案第5号であります。 決算見込みに基づく補正でありまして、収益的収入及び支出の医業費用において、薬品費を2億3,558万7,000円、診療材料費を9,880万4,000円、委託料を6,420万9,000円、それぞれ増額し、補正後の
病院事業費用の総額を57億1,601万9,000円といたすものであります。 これに伴う財源といたしまして、医業収益において、入院収益を1億302万6,000円、外来収益を3億2,357万4,000円、それぞれ増額し、
病院事業収益の総額を56億6,983万4,000円とし、あわせて、棚卸資産購入限度額等についても所要の補正をいたすものであります。 以上、提案理由の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(大前寛乗君) 以上をもって
施政方針並びに提案理由の説明は終わりました。 以上をもって本日の日程は終了いたしました。 この際、御通知申し上げます。 3月11日の本会議は午前10時に会議を開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 午前11時20分 散会...